大阪の秋

大阪に移り住んで早4回目の秋を迎え、9月上旬に行われる岸和田祭の試験曳きで季節を感じるようになりました。

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岸和田大手町

daikumachi160-1.jpg                                     岸和田大工町 S字
daikumachi160-2.jpg                                     岸和田大工町 S字
daikumachi160-3.jpg                                     岸和田大工町 S字
simonochou.jpg  岸和田下野町 カンカン場

平日にもかかわらず設置されたスタンドや長い曳行コースの沿道はたくさんの観客で埋まっています。時代とともに衰退していく祭も多い中でこの300年続く祭は、町づくりの中心となって今なお発展していっているようです。スクラップアンドビルドによらない町づくり、見習いたいところです。

立派なごみ箱

岸和田のあちこちで見られる洗い出しのごみ箱。
写真を撮っていたら「そんなんが珍しいんや〜」と言われました。
町中にお宝がころがってます。
大阪市内でも時々見かけます。

      gomibako.jpg

親子だんじり

           oyakodannjiri-100-1.jpg                  oyakodannjiri100-2.jpg

大工方の真似をしながらお父さん達の後ろをついていく子供。こうやって自然と祭のことを覚えていくそうです。鳴り物(笛や太鼓)もしかり…。祭は一朝一夕にできるものではないのですね。

oyakodannjiri100-3.jpg お父さん地車と後梃子の僕

oyakodannjiri100-4.jpg カンカン場に見入る子供

移転のお知らせ

2008年10月より、中央区に移転いたしました。
どうぞ今後ともよろしくお願いいたします。

ご覧頂く際のご注意

当ウェブサイトでは Firefox でご覧頂くことを推奨しています。
Internet Explore では、ご覧いたいた画像が崩れて表示されることがございます。
お手数をおかけしますが、ご協力よろしくお願いいたします。

カート休止のお知らせ

ウェブサイト上でご利用頂いておりましたショッピングカート機能を休止させて頂くこととなりました。
少人数での業務なので対応が難しくなってしまいました。

引続きプロダクトの企画・制作・販売は続けておりますので、お気軽にメール等でご連絡を頂ければ幸いでございます。
ご面倒をおかけいたします。

どうぞよろしくお願いいたします。

シーズン到来

10月は各地で多くの秋祭りが行われます。
泉州地方では同じ日にたくさんの町でお祭が行われています。
祭に参加している方々に伺ってみると、実際は皆さんも他の町のだんじりを見に行きたいそうです。でも日が重なっているから隣町のだんじりさえ見に行けない。これは神社の祭礼であるから祭の日をずらすわけにはいかないということだそうです。それを聞いて一段とこの祭りが好きになりました。これだけ多くの方々が参加している祭ですから、それぞれに祭りの楽しみ方は千差万別ではありましょうが、地域神社のお祭だということが根本にあるのですね。当たり前といえば当たり前なんですけれど、若い人たちにとっても祭礼が生活の一部であることに驚きました。ついつい外から見るとだんじりはその華々しい形や動きだけがクローズアップされてしまいますが、単なるイベントではなく神社の祭礼としての「祭」が存続していることに嬉しくなりました。

izumiootu160-1.jpg                   泉大津濱八町 田中町

岸和田のだんじりとカタチが違うの、わかりますか?

鳴物

二日間吹き続ける、たたき続ける。
吹奏楽部出身の私もびっくりです。
どのタイミングで見てもその迫力は変わりません。
また、楽器というのは音だけでなくその姿も音色の一部なんですね。太鼓をたたく手を大きく振りかざす姿はだんじりの迫力にも負けていませんでした。

9月のとある夕方、泉大津で食事をしていたら遠くの方から男性陣の掛け声が…。
祭のために体力作りのランニングをしていたそうです。
祭は一日にしてならず、恐れ入りました。

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               泉大津濱八町 上市町

神は細部に宿る!

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事務所にあったソファ生地を使って革職人のカヨちゃんに作ってもらった通勤カバン。
ソファ用の革なので分厚くてしっかりしてる分重いので、構造上の問題をクリアするのに何度も何度も作り直してくれました…。
この作業を横で見ていてカバン作りも建築と一緒だなと思いました。

カヨちゃん渾身の一品。
大事にガンガン使わせてもらうね。
ありがとう!!

大事にガンガン…

渾身の逸品を大事にガンガン使うといえば…だんじりですね。
泉大津濱八町の祭では「かちあい」といって前に止まっているだんじりに後から走ってきただんじりが思いっきり突っ込みます。これは子孫繁栄の意味があるそうです。が、それにしてもあの建築美のぶつけ合いという発想は、現代発生の祭ではありえなかったかもしれませんね。庫屋の中に大事に大事に置いてあるだけのものになっていたかも。歴史の力とそれを継承している泉大津の方々の力や警察や市役所の理解ははかり知れません。公園から遊具がなくなるご時世ですから、「危ないから」とか言って衰退していったっておかしくなかったはずなのに今なお進化してるのは素晴らしいなと思います。

tanakachou-2.jpg                  泉大津濱八町 田中町

微笑んでますけどこの後かちあいするんですよね…。
気をつけてくださいね…。

JR大阪から一つ西へ

nisinochou120-1.jpg西淀川区野里西之町の地車の後ろ幕が新調され野里住吉神社で入魂式が行われました。西之町に見られる二枚幕式地車はその前後を飾り幕で覆う形式です。豪華です。これを町内の組織で運営しているのですからその結束の固さを感じます。梅田からたった一駅の所にある都会の地元の祭りでした。                           
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                                            お披露目
nozato-nisinochou100-1.jpg  新調前の後ろ幕

お揃い

入魂式で、新調した後ろ幕と同じデザインのバスタオルをいただきました…。
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一目惚れ

阪神高速を一般道から見上げるとこんなに美しい。
実は関西に来て初めに感動した風景です。
これはJR塚本駅前。
JRの線路と高速道路がこんなに接近してます。
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あけましておめでとう

10月から始まる泉大津のカレンダー。

そういえばインドネシアもカレンダーが複雑だったなぁ。
まずラマダンがあってクリスマスがきて、西暦のお正月がきたと思ったら2月には旧正月。最後はヒンドゥのお正月のニュピ。
そんなすべてを内包しているインドネシアが好き。

10月から始まるカレンダーがある大阪が好き。

         calendar.jpg

構造美

彫り物の間から突出す無装飾の構造体。
シビレル!!
奥に見える黒っぽい柱は黒檀でしょうか…。
固い木が使われているようですね。             kouzou120.jpg

おすすめの一冊

yamamotosan.jpg日伊協会定例昼食会での講演会で、瓦職人山本清一さんのお話をうかがう機会に恵まれました。山本さんは東大寺大仏殿や唐招提寺金堂など多くの国宝・重要文化財の屋根瓦の修理・復元をされておられる方です。この日の演題は「ものづくりは人づくり、人づくりは国づくり〜瓦職人60年、わが人生を省みて〜」。

大きな視野に基づいて日々の繊細な仕事をされている方がいらっしゃることに、僭越ながら、ホッとして嬉しかったというのがこの日の正直な感想です。日々の仕事と大きな視野と…ひとつでも難しいことなのに両方を実践されている方がいらっしゃる。しかも建築の世界で。また、私自身も再度足元を見直して腕を磨かなくては、と省みる機会を与えていただきました。

山本さんの著書『めざすは飛鳥の千年瓦』の中には、瓦のことはもちろん、「仕事は段取りが一番」「仕事は心でするもんや」など、私たちの日々の仕事に直結するお話もたくさん記されています。建築関係の方には是非読んでいただきたい一冊です。

      『めざすは飛鳥の千年瓦』 山本清一  草思社

マンション選び

今日はお引っ越しを検討されている方と一緒にマンションの下見2軒。
築2年と築27年。
築27年のエントランスは、アイアンの観音開きの門を入ると路地のようになっていて徐々に増やしていって大事に育てられているんだろうなと思わせる植栽を背に灰皿とベンチが置かれているコーナーがあったり、その古さがじんわり心地良いマンション。
築2年の方はスッキリ新しいマンション。
マンションも一つの村のようなものですから…
間取りだけではなくて、そのコミュニティを見極めるのも大事なマンション選びの要素のひとつですね。

北へ

takaraduka100-1.jpg 宝塚市川面西
曳行コースの住宅地が宝塚っぽい。

泉州と日にち変わって10月22・23日に行われる宝塚の秋祭り。
川面神社に3基あるだんじりのひとつ川面西の幕式だんじり。
形体は上だんじりですが、地域によって彫り物や装束、またはだんじりを曳くのか押すのか…様々なんですね。
川面西のだんじりは台木のすぐ上に鳴物の場所が設けられているのが特徴的でした。

献燈台

祭の時だけ設置される献燈台。
祭の後は撤去されます。
毎年組み立てて使います。
だんじりも立派だけれどその周辺にも手抜きなし…。

kentoudai120.jpg                                            岸和田中北町 献燈台

登らないで!

お祭も国際化…?
kisiwada-100.jpg岸和田献燈台裏面

イオミック

あのピタット感が魅力的なだけではなくて、大阪発信のプロダクトということで使ってみたかったイオミック。

しかしながら現在使用しているグリップはとても気に入っているので交換するわけにもいかないし、グローブは大きいサイズしかなくて使えないので気持ちの中から消えかけていたのですが、レディースサイズのグローブが発売されてやっと使えるようになりました。一見薄すぎてどうかな…とも思っていたのですが、使ってみたら抜群の装着感。

ものづくり王国オオサカの危機が危ぶまれる声もチラホラある中で、嬉しい一品でございます。

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高石の試験曳き

takaisi80-2.jpg堺の南、泉大津の北に位置する高石のだんじり祭は周囲の町と祭の日は同じなのだそうですが、試験曳きの日が一週間早く9月の下旬に行われていました。

上だんじりと下だんじりが混在していました。

担い棒が印象的でした。
                                            高石綾井
takaishi80-1.jpg  高石東羽衣
                                     

収穫祭と一年の始まり

日本各地でみられる秋祭りは収穫祭の意味合いを持つものが多いことから、衣食住の一つの柱である食について祝い祈る祭りを中心として一年の周期があったことは不思議ではないことがわかったのですが、これが欧米の社会でもあるということは最近まで知りませんでした。ハロウィンの収穫祭をもって一年が終わり始まるということだそうです。

コラムのページでも少し触れていますが、昔から使われている建材で日本とヨーロッパによく似たものがあるとか、ボルネオのジャングルの集落にある米蔵が校倉造りでねずみ返しがついていて日本の米蔵と同じ構造をもっていたりだとか、風土や民族の違いがありながら、遠く離れた地で生活の知恵や地域の組織のあり方に酷似する点があることはとても興味深いことだなと思います。

私は一年間だけ高校時代をアメリカで過ごしたのですが、10月にハロウィンがあって11月にサンクスギヴィングデーがあることに当時は何とも思いませんでした。たて続けに2回も収穫祭があるのに、どうしてだろうとも考えなかったんですね。収穫祭であることさえ意識していなかったかもしれません。どんな仮装して学校に行こうかなとか、サンクスギヴィングだから明日は手作りのご馳走だなとか、そんなことしか思っていなかったような気がします。それに実際学校での毎日は忙しかったし、テニスのトーナメントが終盤を迎えていたりで、お祭りごとは二の次でした。文化交流の交換留学生だったにもかかわらず!!

ですけれども、この3年で4回ほど大阪の秋祭りを見てきて、ある意味これでいいんじゃないかなと思うようになりました。大衆の民俗は時代に合わせて形を変え大義はその根底に流れながら継承されるのかなと。あるいは、祭のある部分がクローズアップされ誇張されることで祭が賑やかになり周囲を巻き込むことで、その意味合いは次第に裏方に回るようになっても忘れられることはなく、祭が存続していくのかなと。そして地域のコミュニティが保たれていく…。

ところで皆さんの一年の周期は何を中心にまわっていますか?
んんんんん…私の場合はやはり会社の年度でしょうか…。
それだけでいいのかな???