猛獣のいる家

moujyu-5.jpg近頃殊に漆喰漆喰言っていますが、静かに思っているだけよりも声をあげるって大事だなという出来事がひとつ。ビニールクロスがニャンコさんにやられてビリビリになってしまったので(ジーンズもこの通り…)、これを機にかねてよりしたいと思っていた漆喰壁にかえたいという相談がありました。


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今お住まいの家を建てる時に漆喰を検討されていたそうなのですが、予算の都合からビニールクロスを貼ったそうです。このご家庭に限らず、こういった事例はとても多いのではないかと思います。

左官仕上げをもっと身近にできたら…。
しばらく模索の日々が続きそうです。


気持ちいい!!が判断基準

awaji-1.jpg情報に振り回されてしまった時、思い切って自分自身の感覚に従ってみるのも悪くありませんよ。

私の判断基準も基本的に気持ちがいいか、気持ちが悪いかです。ただ、オススメするにあたって感覚だけでは説得力に欠けるので色々とデータを見てみたり勉強してみたりしますが、結局結果は気持ちがいいと感じるものに戻ってくることが多いものです。

人間の体や感覚は優れもので、自分に合うもの合わないもの、ちゃんと判断する力を持っているように思います。

写真は先日淡路島で行われた漆喰勉強会で見学させていただいた住宅です。継ぎ目なく空間を包み込むように施された漆喰の天井・壁は心地よさと安堵感をもたらしているようでした。なんだか落ち着く…。こちらの住宅は竣工後十数年経っているそうですが非常に状態がよかったので伺ってみると、漆喰は静電気を起こさないので汚れが付着しにくいとのこと。キッチンの天井も深いパターンのついた漆喰仕上げになっていました。

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同じく勉強会で、施工中の現場で材料をつくる様子を見せていただきました。深く染み入るような心地よさをつくるにはインスタントというわけにはいかないのですね。

ヒトの感覚が優れているばかりに、視覚的に似ているものでも五感に染みてこないあるいは体が受け付けないということがあるので、私たちは「気持ちがいい」そしてその根拠のあるものを提供していこうとしています。

これが叶うのも技術と意志のある作り手の方々が近くにいてくださるから。心強くとても有難いことです。